発達障害の方と「自分の取扱説明書」
皆さんは家電品やゲームなど取扱説明書は使用前に読まれますか?私は読まない派です。でも不具合が起こったら引き出しの中から引っ張り出します。発達障害の方は特に「自分の取扱説明書」を作ることが重要です。デイケアでも多くの方が取扱説明書を作成しています。誰かに作ってもらうのではなく「自分で作る」のが大事です。内容は「自分の特性」「不調になったときの対処法」「職場や周囲の方に配慮してもらいたいこと」などを書き出します。一人ですべて仕上げるのではなくデイケアの参加者やスタッフの協力を得て作ります。
1度作って終わりではなく困ったことが起きたりするたびに更新します。職場や周囲の方に障害や特性を理解してもらえるとより幸せに生きていけると思いませんか。自ら取扱説明書を作成することで自己理解が深まり、端的に説明できるようになり就職面接などにも役に立つでしょう。 (K)
※発達障害についてスタッフが書いた文章を載せています。