大人の発達障害

発達障害とは

  • ・脳の働き方の違い等により,幼少期から行動面や情緒面に特徴がみられます。
  • ・近年では,幼少期には見逃されていた症状が,大学進学や就職などの環境変化によって症状が顕著になりはじめる,「大人の発達障害」についても注目されています。
  • ・発達障害には,自閉スペクトラム症(ASD),注意欠如・多動症(ADHD),学習症(LD),チック症,吃音などが含まれます。
  • ・レントゲンや血液検査等で明確に診断されるものではありません。
  • ・当院では,心理検査や対人場面の観察,幼少期の様子,ご本人の困り感当から発達障害の診断を慎重に行っています。

注意欠如・多動症 (ADHD)

  • 以下,チェックしてみましょう。
  • 不注意傾向
    □ 一つのことに集中するのが苦手,または集中しすぎてしまう。
    □ 些細なミスが多く,頑張って取り組んでも何かしら抜けていることが多い。
    □ やるべきことを先延ばしにしがち。
    □ 締め切りに間に合わなかったり,いつもギリギリになったりする。
    □ 忘れ物やなくし物が多い。
  • 多動性・衝動性
    □ じっとしているのが苦手である。
    □ ギャンブルやゲームの課金,買い物など衝動的に使い込んでしまう。
    □ 思いつきで行動して,後から後悔することが多い。
    □ 会話場面で話しすぎたり,相手の話を遮ったりすることが多い。
    □ 焦りやすく,怒りのコントロールなどが苦手である。

自閉スペクトラム症 (ASD)

  • 以下,チェックしてみましょう。
  • コミュニケーション
    □ 言葉で伝えようと思っても,意図したように伝わらないことが多い。
    □ 指示の内容を誤解したり,作業途中で周囲とのズレが生じたりする。
    □ 相手の表情や非言語を理解することが苦手である。
  • 社会性
    □ 他者にあまり興味がなく,雑談などが極端に苦手である。
    □ よく周りから「空気が読めない」と言われたり,知らないうちに相手を傷つけてしまったりする。
    □ 社会的な活動の幅が限定的であり,一人でいるほうが楽である。
  • こだわり
    □ 趣味や興味関心の幅が狭く,逆に興味があることには誰よりも没頭する。
    □ 音や光,匂い,肌触りなど,特定の感覚的な刺激が苦手である。
    □ 急な予定変更が苦手である。
    □ 自分の考えを曲げたり,作業のやり方や環境を変えたりすることに過度の抵抗がある。

 

注意欠如・多動症 (ADHD) や 自閉スペクトラム症 (ASD) の傾向があり, 困っている

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当院では発達障害傾向のある方や就活でお困りの方,
これまでにもお仕事や学校で苦労されてきた方々などに
以下のプログラムをご提供しております。