大阪 学会の旅

秋は学会シーズンです。
9月上旬の週末に学会参加のために大阪に行ってきました。
全国の発達障害の支援をしている支援者の方や当事者の方が400人ほど集まって意見交換をしたり、新しい知識を得たりする場となっています。

昨年は「合理的配慮」をキーワードとして、働きやすい環境のつくり方や病院、クリニックなどの医療と社会の連携などについての内容でしたが、今年はそこに福祉関係の方も交えた沢山の交流が出来ました。

その中で、発達障害を持つ方々の「親亡きあと」について現在進行中の研究が進んでおり、その報告が印象に残りました。
今のことで精いっぱい、先のことは考えられない、考えたくもない、などいろいろな考えがあると思いますが、世代の交代は必ずやってきます。働いて稼ぐ以前に生活力を身に付けることは大切なことです。

例えば、目の前におかれた食事を食べることから、時間に応じて自分で準備して食べる。自分で食べ物を購入する、ご飯を炊く、食材を買って調理する。季節に合った新鮮な食材を選ぶ、栄養のバランスを考えたメニューを考える・・・など自分のできる事から始めてみると良いでしょう。

「茶碗を洗う時の洗剤の量が分からない」「お弁当箱の隅の隅の汚れが気になって次に進めない」「手が濡れるのが苦手」ということも発達障害の方にはあるあるです。
ご家族の方もいろいろとご心配で手を貸したくなるとは思いますが、一緒にやってみて気付くこともあります。まずは日常のことから一緒にやってみてはいかがでしょう。

おまけ:本場のたこ焼き、焼きそば、味噌カツ美味しかったです((笑))   


ワークサポートデイケアは医療デイケアとなり、保険診療が適応されます。
医師診察が必要になるため、他医療機関通院中の方はご相談ください。

学校生活や就職活動で困ったときには、説明会にご参加ください。
説明会は医療に繋がっていない方も参加できます。ぜひお気軽に相談にいらしてください。 (O)

2024年09月27日