発達障害を抱えながら参加するリワークプログラムについて

リワークデイケアでは業務で求められるスキルの回復や、職場やプライベートで生じる負の感情とどのように折り合いをつけていくか等が主な課題となりますが、発達障害により不注意さや衝動的な行動が生じる場合は、職場から求められる作業レベルを見定めておくことが重要です。
当院が行っている主要プログラムにパソコングループワーク(プログラム内で利用者同士が上司・部下役等役割を担う)があります。所定作業時間の適切なやり繰り、指示場面での円滑なコミュニケーション、業務の質等が複合的に求められると、利用者が抱える不注意さや衝動的な行動も顕著に表れます。不得手な部分の自己理解と次回のプログラムに向けた練習を繰り返すことで、現実的に目指せる利用者個々の目標が設定されるのです。 (F)

 

※発達障害についてスタッフが書いた文章を載せていきます。

2020年12月22日