『手作業』について

春を感じる、過ごしやすい季節となってきました。みなさんはいかがお過ごしでしょうか。

本州ではそろそろ桜も咲き始めます。ワークサポートデイケアでは季節に合わせてひな祭りの吊るし雛や、折り紙で桜を折るなど、春を彩るものを制作したりしています。

普段何気なく行っている手作業ですが、これは目で見たものや手で触れたものなどの感覚を処理し、手や指をなめらかに動かせるよう脳が機能しています。しかし発達障害がある人の中には、時間がかかってしまったり、ぎこちなくなってしまったりする方もいます。苦手だと自覚すると避けてしまうこともあります。

しかし、「何かを作る」というのは、何を作るかを想像したり、何が必要になるのか推測したり、どのように手を動かすことでどのような形が出来るのか考えたりと、たくさんの機能を使います。また、苦手だと思っている方も、試行錯誤しながら、作品を完成させると、「達成感」が得られるものです。

大人になるにつれ、手を使った作業は少しずつ減っていくでしょう。
しかし、みんなで作ることに取り組み、作るために考えたり、苦手を共有してみたり、完成作品に嬉しさを感じたり…そういったものの積み重ねも心の治療に大切かもしれません。
                                     (S)

2024年04月02日