発達障害 働き方改革

大人の発達障害では社会人になってから「要領が悪い」「ミスが多い」「期限が守れない」ということで人との「違い」に気付く方がいらっしゃいます。本人は「違い」を埋めようと努力しますが結果が伴わず、「努力不足」と評価されしまうこともあります。
しかし、発達障害は努力不足で生じているものではなく、脳の働きの偏りが関係しています。不注意・多動衝動傾向を特徴とするADHDでは脳の選択的機能や選択的制御がうまくいかないため、物事の重要度を見極め、段取りを整えることが難しいのです。
働き方改革以後、「業務効率化」「生産性の向上」が求められる現代はADHDを抱える人にとって、より“働きにくさ”を感じやすい時代かもしれません。そうした“働きにくさ”を和らげるためには、周囲の人も発達障害の特徴を理解し、「違い」を補っていくことが必要です。当院ではご本人はもちろんのこと、ご家族や職場の方も含めた支援を行っています。 (N)



※発達障害についてスタッフが書いた文章を載せていきます。

2020年12月08日