発達障害と自分の気持ち

最近、嬉しかったり悲しかったり、はたまた苛々してしまったりしたことはありませんか?
発達障害を持つ患者さんに「あの時、どんな気持ちだった?」「今、どんな気持ち?」と尋ねると、「別に…。」「特に、気持ちは…。」という回答がよく聞かれます。発達障害を持つ方にとって、目に見えない『気持ち』という抽象的なものに気づき、言葉で表現することは、意識していないと難しい場合が少なからずあるようです。
自分の気持ちに注目でき、さらにそれを表現することは、実は自分だけでなく相手のことも大事にすることにつながっていくのです。
当院のデイケアでは、日常的な他の患者さんとの交流を通して自分の気持ちを振り返り、適切な表現を練習していきます。自分の嬉しさは周りと共有し、悲しい出来事は慰めてもらい、苛々したことはグチってすっきりするようにしてみましょう! (M)


※発達障害についてスタッフが書いた文章を載せていきます。

2020年11月10日