発達障害の方への就労支援って?

ワークサポートデイケアではどのように就労支援を進めていくのでしょうか?Aさんのケースを例に見てみましょう。
就職面接で不採用が続き、知人から「発達障害があるのでは?」と言われてデイケアにやってきたAさん。各種の心理検査や作業を通し、「予定が変わると混乱しやすい」など、苦手な部分がはっきりし、自閉スペクトラム症(ASD)という発達障害の一種があることが分かりました。同時に「規則的な作業を繰り返すのが得意」など、Aさん自身も気づいていなかった長所が見つかりました。デイケア参加を通じて就職活動への自信がついたAさんは、ハローワークのみどりの窓口(障害者求人の専用窓口)に登録。必要な場合は診断名や得意なこと・苦手なことをクリニックとハローワークとで共有するので、個性にあった求人を紹介してもらえます。面接にも希望があればデイケアのスタッフが同席し、本人が説明するのが難しい部分をサポートします。晴れて内定を得たAさんは、親しいメンバーに見送られてデイケアを卒業されました。 (A)

 

※発達障害についてスタッフが書いた文章を載せていきます。

2020年10月15日