パニック障害とは

パニック障害とは、突然の強い恐怖や不安を伴う発作(パニック発作)を繰り返す病気です。
発作が起こると「このまま死んでしまうのではないか」「気が狂ってしまうのではないか」といった強い恐怖に襲われ、日常生活に支障をきたすことがあります。
パニック発作は予測できないタイミングで起こることが多く、発作を恐れるあまり外出を避けるようになる「広場恐怖」を伴うこともあります。
パニック障害の原因
パニック障害の原因は完全には解明されていませんが、複数の要因が関係していると考えられています。
- 脳内の神経伝達物質の異常(セロトニンやノルアドレナリンのバランスの乱れ)
- 過去の強いストレスやトラウマ体験
- 遺伝的要因(家族にパニック障害の人がいる場合、発症リスクが高まる)
- 性格的要因(完璧主義や神経質な性格の人は発症しやすい)
- 生活習慣(過労、睡眠不足、カフェインやアルコールの過剰摂取などが発症を引き起こすことがある)
パニック障害の症状
パニック障害の主な症状は、突然のパニック発作と、それに対する恐怖感です。
パニック障害の症状
- 突然の動悸や胸の痛み
- 息苦しさ、呼吸困難
- めまい、ふらつき
- 発汗や手足の震え
- 吐き気や胃の不快感
- 強い死の恐怖や現実感の喪失
発作後の心理的症状
- 再び発作が起こるのではないかという強い不安
- 発作を避けるために特定の場所や状況を避ける(広場恐怖)
- 社会生活や外出を制限し、孤立しがちになる
パニック障害の治療法
パニック障害の治療には、薬物療法と認知行動療法が有効とされています。
薬物療法
- 抗うつ薬(SSRI・SNRI)を用いて神経伝達物質のバランスを整える
- 抗不安薬(ベンゾジアゼピン系)を短期間使用して症状を和らげる
認知行動療法
- 発作に対する恐怖心を軽減するための思考パターンを修正する
- 発作を引き起こす状況に少しずつ慣れていく暴露療法
生活習慣の改善
- カフェインやアルコールを控える
- 規則正しい睡眠を心がける
- 適度な運動やリラクゼーションを取り入れる